そばの散歩道前ページへトップページへ
にっぽん蕎麦紀行
 
 



◎驚異的!手打そば量産システム


『いづるや』の蕎麦打ち 畳んだ蕎麦をマナ板へ滑らせる
『いづるや』の蕎麦打ち 畳んだ蕎麦をマナ板へ滑らせる




『いづるや』の蕎麦打ち
『いづるや』の蕎麦打ち

駐車場の広さが出流のそば屋の自慢だが、その駐車場も昼どきにはマイカーだけでなく、団体客を乗せてくる観光バスでいっぱいになる。出流そばの先駆者、大塚時高さんは昭和57年、出流川の谷底に転落する非運に遭って他界したが、「いづるや」では77歳のおばあちゃんがそば打ちの責任者だ。「名前かい? 死んだおじいさんと同じでトキ…、今や絶滅寸前だよ、アハハ」と元気いっぱいだ。
トキさん自慢の「出流式手打そば量産システム」を見学した。普通の手打そば屋では、そばを伸したあと、同じ台で切るが、ここでは打ち台と切り台とは別で、ぴったり横に並べてある。次男の晴夫さん(47歳)がグイグイとそばを伸す。毛布のような大きさに広がったそばを、角帯のように畳んで、右にサッと滑らすと、生き物のようにマナ板の上に乗った。

それがスムーズに行くのは、マナ板の角を滑り台のように削ってあるからだ。待ち構えていたトキさんと、ヨメのカシコさん(店主夫人)の2人がトトトト…と切ってゆく。2人並んでそばを切る…のは、この店でしか見られない光景だが、その速いこと。それが糸のように細く切れているのに驚く。








『いづるや』の一升もり(2,800円)

グループ客には4〜5人分を盛り込んだ「一升(いっしょう)もり」を出すが、打ち立てのそばは、カケで食べるのもうまい。田舎そばなんてものじゃない。まさに洗練の味と香りだった。
そばのほか、下野(しもつけ)の農村料理や、川魚の生き作りなど、山里の珍味も味わえるのもうれしい。

 



◎蔵造りの街にも、うまいそばが…


『喜久庵』
『喜久庵』

時間の関係で、出流までは行けないという方に…。栃木市内にもうまいそば屋は多い。手打なら鯉保ホテル裏の『新喜庵』、富士見町の総合病院に近い『喜久屋』などがおすすめだ。山のそば、街のそばの食べ比べも、また楽しい。

 

《いづるや》
・栃木市観光協会…電話0282-25-2356
・東武鉄道…東京の浅草駅から快速電車で栃木駅へ約1時間20分。
・JR…東北新幹線で東京駅から小山駅へ44分。両毛線で栃木駅へ約10分。
・車…東北自動車道東京から栃木ICへ68Km。
・出流へ…栃木市内から18km。車で約30分。
(バスは栃木駅前から市内経由で1日3往復)
・出流そば組合…電話0282-31-0638
(いづるや・権兵衛茶屋・いしやま・松屋・福松・福寿屋・岩本屋・やまぶき)

 
-2-
前ページへ 前ページへ トップページへ トップページへ

お問い合わせはこちら お問い合わせはこちら
copyright(c)1998-2007(社)日本麺類業団体連合会/全国麺類生活衛生同業組合連合会