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にっぽん蕎麦紀行





◎そば屋が始めた文学賞

「そばの花文学賞」授賞式の中村利勝さん
「そばの花文学賞」授賞式の中村利勝さん


手抜きを知らない蕎麦職人。野心に燃える事業家…。
だが、間もなく70歳を迎える中村社長のもう一つの顔は、永遠の文学青年だ。蕎麦王国、長野に「蕎麦の文学賞」がないのは寂しいと、長年、行政に訴えかけてきたが、進展がみられず、ついに『草笛』の手で「蕎麦の花文学賞」を始めることを決意した。
県民と観光客に呼びかけて、蕎麦を主題とした短歌と俳句を募集し、優秀作に賞品と記念品を贈る。経費はすべて『草笛』の負担。審査員は県の文学界を代表する、そうそうたる顔ぶれだ。

つつがなき父母のたつきや蕎麦の花

『草笛明日香』の玄関には、第1回入賞作の句碑が建てられている。

今日もまた、中村社長は6つの店を駆け回り、自らダイナミックに蕎麦を打つ。ムコの佐々木啓之さんが、そんな中村さんを語る。「社長の辞書には、終…という字がないんです。あるのは、始…という字だけ」




『佐久の草笛』の巨大な水車
『佐久の草笛』の巨大な水車


『草笛本店』(小諸)
TEL0267-22-2105

『佐久の草笛』(佐久平駅前)
TEL0267-66-3939




《小諸へのアクセス》




長野新幹線
長野新幹線


長野新幹線の開通で、それまでの信越本線の碓氷峠区間が廃止され、軽井沢−長野間は第3セクターの「しなの鉄道」が運行している。このため、鉄道で小諸へ行くのは、軽井沢と上田の間の新幹線佐久平駅から小海線(八ヶ岳高原線)に乗り換えて15分。または、中央線小渕沢駅から小海線で約2時間10分。

佐久平へは、長野新幹線で東京駅から約1時間半。

佐久平付近には、昔の中山道(なかせんどう)の宿場町や街道の名残が残り、歴史散策に好適。

車では上信越自動車道小諸・佐久両インターが便利。



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