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第10回 勝野洋さん(俳優)

そばを打って、
ホームパーティー開催。

第10回
勝野洋さん(俳優)

勝野 洋(かつの ひろし)
俳優。1949年熊本県出身。本名勝洋。大学在学中からモデルで活躍。劇団雲、劇団昴、三船プロを経て、‘74年TVドラマ「太陽にほえろ!」のテキサス刑事役で注目を浴びる。火曜サスペンス・シリーズや「柳生あばれ旅」「功名が辻」などに出演、映画では「鬼平犯科帳」「日本一短い母への手紙」「地震列島」など、舞台では紀伊國屋サザンシアターでの「映画に出たい」等で活躍。今年一月三日からの東京・三越劇場では「華岡青洲の妻」で華岡青洲を、三月四日からの名古屋・御園座では「大奥月光院物語」で徳川家宣を演じる。夫人のキャシー中島さんはハワイ出身、パッチワーク作家として、キルトの本を出版。

テレビ番組で
そばに目覚める

― ご自分でそばを打たれるとか。

勝野 最近はちょっと打っていませんが、一時期とてもそば打ちに凝って、家でつくりました。

― めんはもともとお好きだったんですか。

勝野 いえ、それほどでもなかったですね。たまたまテレビの仕事で、地方でそば打ちの技術を競う番組の審査員になったことがあり、なぜかプロの方と一緒に、出演した選手の方の審査をしました。そこで初めてそば打ちを体験しました。

― そば打ちの面白さに目覚めたということでしょうか。

勝野 その仕事を終え、東京に帰ってきたら、そば打ちのセットが送られてきていて、この時から興味を持ちました。番組では、選手の方々がつくるのをただ見ているだけですから、本当のそば打ちの難しさは分からなかった。自分で実際につくってみて、これは大変な作業だなと(笑)。

― 日常的にめん類を召し上がることは?

勝野 それまでも食べてはいましたが、積極的にめん類を食べるということはなかった。仕事の性質上、特に身体の管理に気を遣うのですが、それもあってそばを食べるようになったのかも知れません。

― テレビCMや映画で拝見していますが、体型がほとんど変わっていないのでは?

勝野 学生時代から現在の仕事にかかわっていましたが、当時の服が今でも着られます。

― それはすごいですね。ふだんはどんな健康管理を?

勝野 一日二食で、魚と野菜が中心です。基本的に体をかなり動かす仕事なので、肉類は必ず取ります。肥満をさけるために運動も毎日欠かさずにやっています。

家族を実験台に
そば打ち修行

第10回 勝野洋さん(俳優)

― どのようにそば打ち修業(?)をはじめられたのですか。

勝野 道具を揃えるところから始めて、人に教えてもらったり、地方ロケに行ったときに、現地で手に入れたり。こういうことは一度凝り出すときりがなくなって(笑)。

― 実際につくってみて、いかがでしたか。

勝野 こねるのが、思いのほか大変でした。また、そば粉が十割だと、ほとんどつながらないでプツプツ切れてしまう。ですから、つなぎに小麦粉を使いました。卵や山芋とかを使う人もいるそうですね。

― 十割そばというのは、むずかしいですね。

勝野 つくって直ぐに食べないと、だめなんです。だから家族を待機させて、できたてを食べてもらうようにしました。最初はうまくいかず、うどんみたいに太いそばになって。妻も子どもたちも「また、そば?」って言うし、ほとんどそのころ家族は実験台(笑)。

― コツを掴むのがむずかしい。

勝野 家族もめん類は好きなので、協力してくれて。うまくつくれるようになると他人に食べさせたくなる。友だちを呼んで私はもっぱらそば打ちに徹して。パーティーをしたこともあります。

減量作戦中に
旅番組出演

― 外で、めん類を食べることはありますか。

勝野 最近はよく食べます。ほぼ毎日かな。以前は偏食とまではいきませんが、あまりいろんなものを食べなかったんです。でも、仕事の関係でそうはいかない場合があって、何でも食べるようになりました。ラーメンやスパゲティも食べますが、やはりそばですね。

― 仕事で食べ物に苦労したことはありますか。

勝野 ある時、仕事で減量の必要があったんですが、たまたま別の仕事でそばを紹介する旅番組に出演し、プロの方がつくられたそばを食べるシーンを撮影することに。当時は、そばもあまり食べなかったし、まして減量中でしたので、勘弁してくれと頼みました。テレビの方は「ちょっと口を付けるだけでいいから」と言うけれど、つくった方がおられるのにそれは失礼だろうと思って悩み、覚悟を決めて食べました。

― そこで「これは食べられない」とは言えませんね(笑)。

勝野 そうしたら、それがおいしい!これは意外でした。結局全部食べてしまって(笑)。

― 減量作戦の最中に旅番組とは、つらいですね。

勝野 ところが、後で体重を量ったら、その前とほとんど変わっていない。あれには驚きました。それもあってそばに興味を持ったのかもしれない。

― そば屋ではどんなメニューを注文されますか。

勝野 やはりもりとかざる。それらが一番そばの味を感じさせますから。体調によって温かいそばか冷たいそばを決めます。量はそれほど食べませんが。それから辛味大根そば。

― 種物などはいかがですか。

勝野 あまりいろいろなものが載っていない方が好き。つゆもどちらかというと辛めで、きつねそばなどが好みです。お酒も少しは飲みます。

― お家で何か料理などされることは?

勝野 キムチ鍋とかホット&サワースープ(唐辛子とお酢の野菜スープ)などをつくりますよ。

― おそば屋さんに注文したいことは?

勝野 十割そばをつくるお店が増えてくれることかなあ。

(‘06年11月、東京都世田谷区太子堂「カフェ マメヒコ」でインタビュー
TEL 03-5433-0545)
撮影/ 岡本好洋




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