そばの散歩道

お店紹介

各地の名店

ブラックラーメンを中心に
手間をかけた品が揃う

 全国的に知名度がある「富山ブラックラーメン」は、塩辛い味付けのものが多い。しかし、『ラーメンめんきち』の「ブラックラーメン」の見た目は、他の富山ブラックラーメンと同様ながら、甘味のある優しい味わいが特徴だ。スープを飲んでみると、その違いがはっきりとわかる。
 「ラーメン店を始めた当時、最初に提供したのが、ブラックラーメンでした。高岡は関西風の味付けが中心なので、出汁の味を効かせた独自の味を作りました」と話すのは店主・有澤功さんだ。有澤さんは、会社勤めを経て、1986(昭和61)年に『ラーメンめんきち』を開業し、1992(平成4)年には店を拡張した。

幹線道路沿いに店を構える『ラーメンめんきち』。周囲には飲食店が多く、競合も激しい。
 『ラーメンめんきち』では、「ブラックラーメン」の他にも、薄口醤油を使用した「めんきちラーメン」、「みそ」、「しお」と4種類のラーメンを提供している。やはり売れ筋は「ラーメン」で、特に「チャーシューメン」の注文が多い。価格も手頃で、国産豚を使用した手作りの厚切りチャーシューが麺が見えないほど乗せられている。
 有澤さんは食べ歩きが好きで、他の店の良いものは積極的に取り入れいる。その一つが「つけめん」だ。東京で提供されていた「つけめん」を知り、当地でもいち早く提供したという。酸味が効いたあっさりとした味は、年配の方にも好評だ。他にも夏季の「冷やし中華」、冬季の「特製旨しお」といった季節限定の品を楽しみにしているお客様も多い。
『ラーメンめんきち』の看板メニュー「チャーシューメン」。
「魚介つけめん」は、本枯節の魚粉で味の変化を楽しめる。
1つ1つ手作りで仕込む「おでん」は、秋から春までの限定サイドメニュー。
 有澤さんは、「こだわって1つの味を提供しようということは考えていません。6時間かけて煮込むスープや自家製背油など、手間を惜しまず作るように心がけています。手間をかけているということが自分のこだわりだと思います」と話す。
 『ラーメンめんきち』では、サイドメニューにも力を入れる。「ギョーザ」、「牛すじ味噌煮込み」、「やきとり」など、手作りの品が並ぶ。行事が多い秋の時期は、地域の集まりにも利用されるという理由もうなずける。10月の軽減税率の実施後は、持ち帰りで購入するお客様も増えたという。また、9月下旬頃から4月下旬頃まで提供する「おでん」も人気があるサイドメニューだ。生姜味噌やとろろ昆布が添えられるのは地域色といえる。高岡では「おでん」を置くラーメン店がかつては当たり前だったという。
 一品一品に手間を惜しまない『ラーメンめんきち』の味は有澤さんと道子夫人、夫婦二人で支える味だ。「固定費を抑えている分、価格も抑えることもできます。しかし、チェーン店など競合する飲食店が多いので、店独自の、きちんとした品物を提供することが大事だと思います」という有澤さんの姿勢は、お客様にも理解されている。
<店舗ホームページ>http://www.ramen-menkichi.com/

ラーメンめんきち

富山県高岡市昭和町2-1-21

0766-21-2468