
お多福 松任バイパス店
金沢における麺類店の始祖である『加登長総本店』から独立した、関戸二郎氏の店で働いていた桐木平次郎氏が『お多福総本店』を開業したのは1909(明治43)年。この本店から始まった『お多福』は石川県を中心に北陸地方では良く知られた麺類店ののれんであり、現在も約20店舗が営業している。『お多福 松任バイパス店』は店名の通り、北陸地方の大動脈である国道8号線のバイパス沿いに店を構える。
「1965(昭和40)年に創業した時は金沢市内に店があったのですが、立ち退きになり、元々洋食店であった現在の場所に、1976(昭和51)年に移転してきました。現在の店舗は26年ほど前に建て替えたものです。『お多福』も店によって手打ちそばを提供するなど、各店舗で新しいものを取り入れていますが、私の店は伝統的なメニューで営業しています」と話すのは『お多福 松任バイパス店』の2代目店主・新保浩一さんだ。