
埼玉県越谷市『そば処 更科』
東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・蒲生駅東口からすぐの『そば処 更科』は、現店主・石井猛さんの父親・石井科明さんの義兄で創業者の佐々木多三さんが、東京都港区芝の『三田更科』(現在は閉店)で修業後に独立し、東京都足立区の北千住駅近くで店を構えたところから始まった。佐々木さんに後継者が不在だったため、科明さんが店を継ぎ、東武伊勢崎線沿いに新たな店舗を探していたところ、1965(昭和40)年に現店舗に移転した。現店舗開業からすでに60年を迎えた、地域密着のそば店だ。
猛さんは「昔は蒲生駅の西口はほとんどが田畑で、工場なども多かったです。駅の周辺に飲食店も少なかったですね。今では工場の跡地がマンションになり、だいぶ町の様子が変わりました。お客様は地元のお客様がほとんど。出前も当店では昔から1個から届けています。あまり遠くまでは行けないですが、続けています」と話す。